胎盤講座

突然の出血で判明することも!前置胎盤のリスクや症状、対処法は?

ニュージーランドの大自然の中で、2人の子育て真っ最中のママライターYangです。

妊娠中は心配事が次から次へと出てきます。突然の出血の原因でもある、前置胎盤もその1つ。いったいどういう状態なのか、前置胎盤のリスク、症状、対処法をまとめてみました。

前置胎盤とはどんな状態?

お腹の赤ちゃんに栄養を送るために大切な胎盤。通常は子宮の上部にある胎盤が、下の方に作られ、子宮口の一部または全体を覆ってしまう状態を前置胎盤と言います。このままの状態で出産を迎えると、赤ちゃんの通り道にある胎盤が邪魔になり、通常の分娩が難しくなります。

前置胎盤には種類があり、胎盤が子宮口をすべて覆っているものを「全前置胎盤」、一部分を覆っているものを「部分前置胎盤」、胎盤が子宮口の縁にかかっているものを「辺縁前置胎盤」と言います。

どの状態においても、妊娠中、出産、産後ともに大量出血を起こす恐れがあり、きちんとした経過観察が必要です。

前置胎盤のリスク

リスクのアルファベット

では、前置胎盤だと、どうしてリスクがあるのでしょう。

子宮内において、子宮の上部と子宮口近くでは、伸び方に違いがあります。胎盤が下の方についてしまうと、お腹が大きくなるにつれ、胎盤と子宮壁の間にずれが生じてしまい、出血するおそれがあります。

前置胎盤が確定している場合、ほとんどは帝王切開での出産になります。

また、胎盤の血管が子宮内の筋肉にまで深く食い込んでしまうと、癒着胎盤という状態になります。この状態になると、産後に胎盤を自然排泄することができず、大量出血を起こしたり、出血が止まらない場合はやむを得ず子宮を摘出することもあります。

前置胎盤の症状は?診断は?治療は必要?

くまの看護師

前置胎盤の典型的な症状は、痛みを伴わない出血で、「警告出血」と言います。最初は少ない出血で、何度か繰り返されることもあります。出血があった場合は、できるだけ早く医師に相談しましょう。

超音波で胎盤の位置を確認することにより、前置胎盤かどうかを診断できます。

前置胎盤に特別な治療法はなく、診断されれば安静を第一に心掛けます。場合によっては、突然の大量出血に対処できるよう、入院をすすめられることもあります。

実は自然と治ることも多い

青空の下を歩く親子

妊娠初期~中期に前置胎盤と診断されたとしても、神経質になりすぎないでください。実は、早くに前置胎盤の可能性を指摘されても、大きくなるお腹と共に胎盤も正常な位置へと移動することも多いんです。

お腹の張りや出血の状態に注意し、重たいものを持たない、運動は避ける、疲れたらすぐに休むなどを心掛け、リラックスして生活しましょう。

妊娠中の出血は、とても恐ろしく感じてしまいますが、正しい知識を持ち、きちんと対処することが大切で、過剰に心配することはありません。
気になることは何でも医師に相談し、赤ちゃんに会える日を楽しみにしましょう。

 

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